2012-06-20

ホールドとかムーブとかの名称やら何やら


ジムで登っていると、時々ムーブを教えてくれるお節介な人がいます。、、、それはわたくしですw
わたくしは単身でジムに通い、シャイな性格からなかなか友達ができませんでした(社会性欠落者orz)。当たり前ですが、初心者の頃はオブザべしたとこでムーブは分からず、人の見てムーブが分かったところで出来ない、みたいな事ばかりでした。今思えばスタッフさんに聞けばよかったんでしょうが、わたくしの1円の価値もないプライドがそれを許しませんでした。1年たった今となっては、飲みに行ったりできるくらいの友達・知り合いも増え、プライドなどドブに捨てて平気でムーブを聞くようになりました。そんなこんなもあり、独りで頑張ってる人見るとちょっかいを出してしまうのです。

話それ気味ですが、何を言いたいかというと、登っている時にムーブを教えてくれた際、「そこでカウンター」とか「次のカチ、デットで」なんて言われても、何いってんだかわかんない。カウンター?デット?必死な状態なので考える余裕なし。今ではだいぶ名称も覚えましたが数カ月前までこんな感じがありました。わたくしが人に言った時も、同じことがあったでしょう。

といった訳で、わたくしの知ってる範囲&解釈での用語集です。


●ホールド

・ガバ・・・持ちやすい大きめのホールド。「ガバッ!」っと持てる(だからガバ?)。

・カチ・・・薄めで横長(指3~4本分が一般的)の小さめホールド。上面しか効かない。

・スローパー・・・丸っこく、表面が滑らかに傾斜していて、引っ掛かりがほぼ無い。

・ピンチ・・・左右から指で挟むように持つホールド。大概、縦向きに付いている。

・ポケット・・・指が数本入る穴が開いたホールド。大体、2~3本。悪いのだと1本しか入らないのもある。

・アンダー・・・下から掴んで効くホールド。ホールドの名称というより付け方かも。

・ジブス(略してジブ)・・・メッチャ小さいホールド。主に足用。丁寧に処理しないとよく落ちる。

・カンテ・・・ホールドじゃないけど、壁の角。結構使うこと多い。

・ハリボテ(略してボテ)・・・以前も少し紹介したことありますが、壁から飛び出ている三角錐。大小様々で、ホールドとみる場合や形状と見る場合など、扱いは様々。


●ホールドの持ち方

・カチ持ち・・・カチホールドとかで、指を揃えて人差し指の上に親指を重ね、第一関節が反るように持つ。メッチャ持てる様になる(らしい)。わたくしは使えません。

・オープン・・・第一関節を曲げて引っ掛けるようにホールドを持つ。カチの逆として扱われる。

・ピンチ・・・左右、または上下から指で挟むように持つ。親指以外はできるだけひっつける。

・マッチ・・・一つのホールドを両手で持つ。

・ギャストン(略してギャス)・・・縦めのホールドを親指を下にした状態で、内から外に力を入れて効かせる。

・プッシュ・・・その名の通り、ホールドを押す。

・ラップ・・・丸っこく大きめのホールドを、小指を壁につけるようにして上から包むように持つ。


●足とかムーブとか

・スメアリング(略してスメア)・・・ホールドのないところで、靴底の摩擦を使って足を効かす。単純に足を壁につけてバランスを取るときの足も、そう言ったりする。

・ヒール・・・その名の通り、かかとで乗ったり引っ掛けたり掻き込んだりする。

・トゥフック(略してトゥ)・・・その名の通り、つま先を引っ掛けること。主に足の甲がわを使うがインサイド、アウトサイドでやる場合もある。

・手に足・・・手で持ってるホールドに足をかける。

・手に足ヒール・・・手で持ってるホールドにヒールをかける。これができるとカッコイイ。

・トラバース・・・横に移動していくこと。

・カウンター・・・片足をホールドから外しバランスを取ること。「カウンター」と言われたら、ホールドに乗ってない足で、バランスを取ること。結構広義な感じ。

・ダイアゴナル・・・右手で取りに行く場合は右足をホールドに置き、左足をスメアしバランスをとり、身体をひねるようにホールドを取りに行く。フリとも言う。ジム内でダイアゴナルという単語を使うことはまずない。わたくしも1度としてない。

・フラッキング・・・ホールド取りに行く手と逆の足をホールドに置き、置いていない足を逆にふって、バランスをとる。左手で取りに行くなら右足を置き、その右足より右に左足をスメアする。足の入れ替えを減らせるし、これも出来るとカッコイイ。

・キョン・・・片足をインサイドで乗って伸ばし、下半身をひねりもう片足をアウトサイドでホールドに置く。この時アウトサイド側の膝が下向きに曲がり両足を張ることで下半身がロックできる。

・クロス・・・腕や足を交差して次のホールドに行くこと。

・デット・・・ホールドを取りに行く時、身体を引き上げ無重力状態をつくって取るムーブ。取りに行くホールドが頂点になる感じ。身体をしっかり壁に引きつけないと剥がれる。

・ランジ・・・ホールドに飛びつくこと。足も一旦ホールドから離れる。

・ダブルダイノ・・・ランジの両手バージョン。決まるとカッコイイ。決まらないと吹っ飛ぶw

・キャンパ・・・足ブラの状態で、上半身の力だけで次のホールドを取りに行くこと。トレーニングによく使われます。

・フィギュア4・・・使ったことありませんし、どんな時使うかわからないし、説明ムズいの動画で(こちら)お願いします(0:20位からのムーブ)。


●その他諸々

・フリクション・・・摩擦のこと。滑るところで「フリクションがない」とかいって使う。

・ヌメる・・・汗で手が滑りやすくなること。長い課題の後半チョークがなくなりヌメリます。

・チョークアップ・・・登ってる途中で、チョークを付けること。人によりますが、ボルダリングではそんなにやらない。わたくしは腰にチョークバックをぶら下げないのでやったことなし。

・シェイク・・・登ってる途中で片手で保持し、腕をブラブラふること。気持ち筋肉が回復する。

・クライムダウン・・・登ったコースと同じホールドを使って降りてくる。練習にはなるがしんどい。

・ヨレる・・・登っている途中で、力尽きること。

・パンプ・・・乳酸が腕に溜まって力が入りづらくなること。筋肉痛のもと。

・パキる・・・指を怪我すること。

・オブザベーション(略してオブザべ)・・・課題を見てムーブを考えること。これやらずに登ると、簡単なグレードでも平気で落ちる。何故なら途中で迷うから。

・オンサイト・・・始めての課題で、人のムーブも見ずに一発で完登すること。できると気持ちいい。

・フラッシュ・・・始めての課題で、人のムーブを見たり、行き方を聞いたりした上で一発で完登すること。これもできると十分気持ちいい。

・垂璧・・・ほぼ垂直の壁のこと。

・スラブ・・・90度ない壁のこと。良くないジブやホールドが多く、落ちるというより滑る。

・オーバーハング・・・90度以上の被った壁。当たり前だがしんどい。


思いついたのは以上になります。

もしかしたら一般的ではないものが含まれているかもしれませんが、その場合は「可哀想な子だ」とでも思ってほっておいて下さい。それでも気になる方は、糾弾して下さい。



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1 件のコメント:

  1. 最近ボルダリングを初めた者です。自分もかなり人見知りをする方なのでジムでは一人チマチマと登っていますw
    ですが、このブログを拝見しまして「ああ、俺だけじゃなかったんだ」と安心するとともに、自分も一銭の価値もないプライドを捨てて自ら話しかけるようにしようと思いますw

    あと、ムーブの非常に解りやすい解説、大変勉強になります!

    長文失礼しました(^_^;)

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